12/24 マタニティヨガ

＜自分のこともハグして＞

この日は、Piccoloの壁に、なにやら骨盤と骨盤底筋群のイラストが貼ってありました。。。



来週出産予定のママがご参加下さっている最近のクラスは、臨月に対応した内容にしています。
産後すぐでも体に負担なく行える簡単なストレッチ、呼吸法、太陽礼拝、そしてスクワット的なポーズが中心です。

今日は、せっかく貼ってあるので、壁のイラストを見ながらマタニティヨガで行うポーズが骨盤底筋群にどう働きかけているのかをお話ししてからクラスを始めました。

骨盤底筋群のエクササイズには色々ありますが、マタニティヨガのクラスでは、主にキャット＆カウやセツバンダアーサナ（橋のポーズ）の中で意識して行います。また、内ももから骨盤底筋群へのアプローチとしてスクワット的なポーズも複数取り入れています。



写真は女神のポーズ（クラスが終わってからモデルになってもらいました！）。
マジメに行うと結構キツイです・・・
この他にも軽減したスクワットやマラアーサナ（花輪のポーズ）、戦士のポーズシリーズなど、内ももを意識するポーズはたくさんあります。週数やそれぞれの体の状態に合せて、やり易いポーズをお家でもやってもらいたいな。

いつも簡単に説明しながら行っていますが、イラストを見てイメージをすると、何の為にこのポーズを行っているのかが分かり易くてモチベーションも上がりますね！

とは言え、マタニティヨガで一番大切にしてもらいたいのは筋肉を鍛えることではありません。
ゆったりとしたポーズの中で体の感覚や呼吸を感じること、
呼吸の変化によって体、気持ちがどう変化するのかを感じること、
『感じる』ことを実践してもらいたいです。

この『感じる』力は、産前、出産だけではなく産後にも活かせるはず。

ヨガの練習によって『感じる』力が高まると、自分の状態をより繊細に知ることができる様になります。
頑張り過ぎてしまう前に、限界を超えてしまう前に、
立ち止まり、ふ～っと息を吐くことができる様になります。

生まれたばかりの赤ちゃんに、そして家族に愛情を与える存在であるママは、
まずは自分をハグしてあげて欲しいなぁと思います。
自分で自分の体に「いつも一緒に頑張ってくれてありがとう」「今日も1日お疲れ様」
と感謝の気持ちを伝えるだけでも変わることがあるのではないかと思います。
自分がいっぱいいっぱいだと、与える余裕がなくなってしまいませんか？

この日ご参加下さったママは、出産予定日までの最後のクラスでした。
ファイナルリラクゼーションの時、「ママのおなかをえらんできたよ」の一説を朗読させて頂きました。







“きらきらしてあったかい道を歩いて。その道は分かれ道がなくてまっすぐで、
ずっと行くとパパとママのおうちにつくんだ。”

かわいいお話しです♪

パパとママを選んで生まれてくる、選ばれて親になる、そう考えるとどんな気持ちになりますか？
私は、自分もそうして母を選んで生まれてきたんだなぁと思ったら、母と接する気持ちが変わった気がします。

こうして今年のマタニティヨガのクラスはおしまい。
また来年、新しい出会いを楽しみにしています。

今年5月にスタートした富士宮Piccolo。
来年もよろしくお願い致します。

マタニティヨガ担当
高田多絵